11/8 ロッキー越え
お早うございます。時刻は、3:00、真夜中のソルトレークシティで目が覚めてしまいました。今日は丸1日万年床なので、起きちゃったならば起きて、眠くなったら寝ると体が欲するがままに生活しようと思います。レンタルWi-Fiのお陰でネット環境は整っているので、この時間を利用して普段自宅でコツコツやっているポイントサイトやアンケートサイトを整理することにします。
前回の旅行で、会話の最中もスマホ画面を眺めチクチクやっているワタシを、同志が見かねて「つまんねぇぞ…。」って言われちゃったのを反省しました。今後の旅行では同志が起きている間は、ポイントサイトやアンケートサイトはやらないと決めての今回の旅立ちでありました。
昨日ほとんど出来なかった分を含めると、2時間ほどかかってしまい目が疲れましたので、あらためて横になりました。朝食はパスとすることを同志と決めておいたので、起きるまで寝坊します。
夜明けの車窓① 夜明けの車窓② 夜明けの車窓③ 夜明けの車窓④
・・・目が覚めて時計を見ると、9時を少し過ぎていました。定刻の運行なら次の停車駅はグランドジャンクション、手元の時刻表を見ると、この駅は10:23発の発車時刻のみの表示なので、ほぼ着発なのかなと考えていたのですが、カリフォルニアゼファー号は9:40にグランドジャンクション駅に到着しました。放送もあり、喫煙者のためのスモーキングタイムとなったようです。
タバコを吸わない方もモチロン外に出て背伸びしたり思い思いに過ごせます。機関車の汽笛が2回なると発車の合図です。カーアテンダントが自分の車両の乗客を車内へと誘導して出発します。ワタシは、外に出る理由もなかったので、この停車時間を利用してシャワーを浴びることにしました。走行中のシャワー室の扱いづらさは経験済みなので、まさに今がチャンスってタイミングでありました。
シャワーの圧の貧弱さはいつも通りではありましたが、なんとか済ませることが出来ました。トイレのコンセントでドライヤーを使い、部屋に戻ると10:23、グランドジャンクション駅を定刻に出発しました。
部屋を出て景色のよいラウンジカーでネットでもと考えましたが、ルーターは同志が持っているので、同志のそばを離れるとネットが切断されてしまうことに気付き取り止めにしました。エメリービル駅の待合室で実験したのですが、約30mまでは大丈夫ですが、それ以上離れるとスマホに×表示が表れました。1台のルーターをふたりで使う方は参考にしてくださいね。
12:00をやや過ぎたころ、ランチ営業の案内放送が流れました。そろそろ同志を起こしましょう。こんだけ寝ているのに「まだ寝れるぞ…。」だと。睡眠時無呼吸症候群とお付き合い中とのことで、眠りが浅く、いつまでも眠れるそうな。ご苦労様です。ランチは相席の方は現れず、少し気楽になりました。ワタシは鉄板メニューのハンバーガー、同志が本日はチャレンジャーとして【Baked
Chilaquiles】というメニューに挑みます。
同志チャレンジのチラキュレス 私は無難に・・・ 同志のデザート
昨日のムール貝の酒蒸しみたいにネットで調べてからいこうと思っていたのですが、ロッキー越えの真っ最中でなかなか繋がらず、結論のないまま丸腰のチャレンジとなります。通路をはさんだ反対側のヒスパニック系の母&子供3人の母親がそれらしきものを食べておりましたが、まるで見当がつきません。出されたワタシのバーガーはいつものレポートと同じなので省略します。
同志のそれは、やはり隣の母親と同じ料理でした。少し味見させてもらいましたが、パスタでもない、米でもない穀物にカレー風味の味付けがされたものでした。「不味くはないけど、次はないなぁ…。」とは同志の弁。ワタシも同感でありました。
ネットが繋がったので検索してみたら、トルティーヤを使ったメキシコ料理と判明しました。あの穀物はトウモロコシだったのですね。1/5ほどを残してしまっていたので、彼が大好きというワタシの皿にあるポテトチップを進呈しました。
部屋に戻って原稿の続きをとスマホを眺めていたら猛然と睡魔が襲ってまいりました。まだ体は時差ボケと格闘中なのでしょう。今朝決めたルールにのっとり、ここは一旦思いっきりむさぼることにします。
15:00頃に目が覚めました。外はなんと雪景色です。季節は11月、鉄道の標高でも2,000mを越える難所ですからうなづけます。川の一部も結氷しております。ちなみに車内のいでたちはTシャツ&短パンであります。
雪景色① 雪景色② 雪景色③ 高所のためパンパン
飲み物が欲しくなりジュースでもと、車両備え付けのコーナーにいったのですが、箱はあったものの中身はカラッポでした。そんじゃ隣の車両のをいただくかなと移動したところ、コーナーの場所で介助犬を連れた男性とアムトラックのパーカーを着たスタッフの男性が会話していました。ワタシがジュースが欲しいと言ったのですが、「今日のサービスは終了です。」との返事。ありゃ、年々サービスが先細ってきてしまってます。
仕方なく部屋に戻ろうとすると、大きな声で「Stay Here !」。ワタシのことじゃないだろうと、もう一度歩こうとすると、「Stay Here
6 minutes.」。何で6分?なんてことを考えているうちに列車はトンネルに入りました。しかもなかなか抜けずに長そうです。ワタシ、ピンと来ました。「これ、モファットトンネルだぞ…。」
ロッキー山脈の真下を貫通するこの路線の最長トンネルに差し掛かったようです。車両の照明は灯っており、暗さは全く感じませんでしたが、転倒事故防止の観点からの制止だったのだと判断します。トンネルを抜けると、「ありがとう、もういいよ。」と歩くのを許されました。
「今のモファットトンネル?」と尋ねましたが、要領を得ませんでした。部屋に戻り、ネットで位置情報を確認すると間違いなくモファットトンネルでの出来事でありました。しかしながら、なぜじっとしていなければならないかはネットで調べる限り判明しませんでしたので、彼の口調とワタシの判断が正解なんだなと納得することとします。
山がひらけて、遠くに都市の明かりが見えてまいりました。デンバーです。ビッグ10カーブという大きなカーブを繰り返しながらゆったりと高度をデンバーに合わせて下っていきます。ワタシは経験がありませんが、昔の根室本線の狩勝峠の車窓が素晴らしかったっていうのを何らかの情報で知っていたので、今見ている雄大な車窓に合わせて、日本の鉄道風景にもよき時代があったのかなと思いを寄せた次第であります。列車は約40分早着の18:00、デンバーユニオン駅に到着しました。
デンバー到着 アムトラック最後のディナー 捕らわれの身?
フレンドリーなスタッフでした 今年もごちそうさまでした
出発は19:10ですが、ディナーの予約が18:30なのでこのまま部屋に待機することとします。ありゃ、スマホの電池が10%を切ってしまいました。ディナーの写真は同志に任せることにします。「PM6:30の予約の方どうぞ。」と放送が流れたので、同志を起こし食堂車へ行きました。
アムトラック最後のディナーになるので今宵もステーキいってみましょう。昨日とは逆に、ワタシがミディアム、同志がミディアムレアでお願いしました。3日連続だとキツく感じるのかもしれませんが、まだ大丈夫です。焼き加減もよろしく、ステーキ完食となりました。
列車は、すでにデンバーにを定刻に出発しました。今宵はベークドポテトを加えたので、もうなにも入りません。寝酒で割って飲むコーラをもらって部屋に戻りました。同志はいつものように上段へ…。ベッドを作ってから部屋で会話ってしたっけ?まぁ原稿書きやアンケートなどやることもあるので、自分時間とさせてもらいます。ウオッカのコーラ割りと共に。本日はこれにて。
本日の買い物~
1.昼食でビール 2人で12ドル
2.昼食でチップ 2人で5ドル
3.夕食でビール 2人で14ドル(バドワイザーでなくハイネケンのため)
4.夕食でワインハーフボトル 16ドル
5.夕食でチップ 2人で10ドル