10/2〜ジャボタベック鉄道再び

 乗り鉄が始まります。数年前の繰り返しになります。長距離列車とかカッコいい電車とかの乗り鉄ではないのですが、日本でつい最近まで大活躍していた通勤電車が、ここジャカルタで第二の人生を送っているのです。
 さまざまなサイトでも取り上げられているようで、車両鉄の関心の高さがうかがえます。私がつい最近まで利用していた、横浜線の車両もここにいるということなんで、ちょっと楽しみに同志のリクエストに乗った次第であります。

 ホテルから最寄りの鉄道駅までは、800mほどなので歩いていくつもりでチェックアウトしましたが、何と駅まで送ってくれちゃいました。ホテルの設備やホスピタリティの質はかなり高いホテルであります。酒を飲まない方なら【満点】が付くのではないでしょうか?

  
左から、最寄りのバドゥチュペリ駅、やって来た203系、ドゥリ駅にて。

 最寄りのバドゥチュペリ駅で下ろしてもらい、窓口でブカシ線の終点ブカシまでキップを購入しました。キッフと言いましたが渡されたのはICカードで、レシートには運賃とデポジット分が加算されていました。あとで分かりましたが、カードが不要になった時点で窓口に申告すればデポジットの分は返却されるシステムでした。Suicaみたいなモンですね。

 千代田線の203系、有楽町線の7000系、東急線8000(←私は職業は電車運転士なのですが、車両鉄ではないため食い付きが悪いのであしからず。)と乗り継いでブカシ駅に到着しました。ブカシ駅はこの先も長距離列車の線路が続く近郊列車の終着駅です。
 私の住むエリアの感覚でいうと、中央線の高尾駅ってところです。

  
左から、マンガライ駅にて、ブカシ駅にて、長距離列車がいました。

 ここから折り返して、ジャボタベック鉄道の中心駅である、ジャカルタ・コタ駅まで千代田線の203系で移動して、懐かしい終端駅スタイルのプラットホームに降り立ちました。この場所ではさまざまな【お古】が続々と発着するので、車両鉄にはたまらない光景なのでしょうが、我々にはそれ以上のすべきことがあります。

 さかのぼること3年前、我々はここでビールを買ってホームのベンチで飲みました。店がなくなっていない限り、売っているはずです。そして店は存在して【モノ】もちゃんと売ってありました。同志も満面の笑顔であります。発着する電車をツマミにイスラムの国でビールを満喫しました。

   
左から、ジャカルタ・コタ駅のベンチにて、満面の同志、うっすらと【サハ】、埼京線205系。

 次に乗る電車はベンチから見えるところに停車していたので、時刻を確認してトイレへ。あと5分あるので、1番線にいた埼京線の205系をおさめているうちに、なぜか我々の乗る予定の電車がするすると出発していってしまいました。数分の早発はあるようなので、日本の感覚でいるとやられます。時間の前後に余裕をもって行動しましょう。

 もともと次の駅で乗り換える予定だったので、電車を待つよりも、次の駅までバイクタクシーで行っちまおうということになり、今年も東南アジア名物のバイクタクシーのお世話になりました。ジャカルタ中心部は大渋滞しておりましたが。そこはバイクタクシーです。巧みな運転で車をすり抜け、車の入れない路地を通って、もうこれ以上は入れないから、駅はあそこなんで歩いていってっというところで下ろされました。架線が見えたのでそちらを目指しなんとか隣の駅に到着しました。

  
左から、今年もバイクタクシーです。路地に入ってきました。隣のカンプン・バンダン駅にて。

 ここで私も通勤でさんざん乗った横浜線の205系が来ました。壁やシートの色も当時のままで、ドゥリ駅までの数駅をタイムスリップさせてもらいました。
 今年気付いたことですが、3年前の当時のこちらの電車は、行先表示なんかも日本語のままで走行していて、日本人のファン?には格好のネタだったのですが、今年はほとんどが【白表示】にされてしまっていました。

 3年前、同志は自身の名字の行先を納めていたので、今年も楽しみにしていたようでありますが、やや不満そうでありました。ちなみに乗った【横浜線】ですがかろうじて側面表示に【桜木町】の文字を見つけたので納めました。ドゥリ駅からのタンゲラン線のは、東西線の5000系でした。朝下ろしてもらったバドゥチュペリ駅に帰ってきました。カードを返却して、デポジットのお金を返してもらい、ホテルまで歩きました。


左から、山手線、桜木町、微妙なズレが気になります。

 乗り鉄パート1が終了しました。14:00のシャトルバスをお願いしていたので、それに乗せてもらい空港へ。預けた荷物も無事に受け取りラウンジタイムとなりました。
 制限エリアを出れば【外国】です。ラウンジのバーコーナーにはアルコールも揃っておりました。ジャカルタからシンガポール、さらにシンガポールからバンコクと細かい乗り継ぎが続き、パンコクに到着しました。

 次の乗り継ぎ便のエバー航空631便の出発は日が変わっての10/32:35でしたが、3:05に変更になったと連絡が来ました。ラウンジで寝過ごしたなんて、シャレになりません。シャワーを浴びたり、旅行記を書いたり、ワインもほどほどにと、それはそれは気を使いましたが、同志はソファーで爆睡こいています・・・。



本日の買い物

@バドゥチュペリブカシ@4,000ルピア 8,000ルピア
Aブカシコタ@4,000ルピア 8,000ルピア
Bコタ駅カンプンバンダン駅(オート3輪タクシー/バジャイ) 50,000ルピア
Cカンプンバンダンバドゥチュペリ@2,500ルピア 5,000ルピア
Dコタ駅ビンタンビール@20,000ルピア 40,000ルピア



                                続きを読む