6/5 久々の乗り鉄!

 おはようございます。この旅唯一の乗り鉄をする日がやってまいりました。5:00に起床して、身支度をしました。お約束ですが【固定式】でした。ただ、固定式に慣れつつあるワタシがいます。郷に入れば郷に従えなんでしょうか(笑)。チーズとハムのバンズが続いたので、今朝のフルーツ詰め合わせとストロベリーヨーグルトがとても美味しく感じました。  6:30 頃Uberを確認すると、ドライバーさんは6:45 に到着し、集合場所(ホテル前)で待機します。との文字と、車のナンバー、車種(プリウスでした)、ドライバーの顔写真が表示されました。私からの連絡欄もあったので、簡単な英語で「赤い上着を着ています。」と送信しておきました。  チェックアウトを済ませて、スマホを確認すると、まもなく到着しますとの文字と車の現在位置が表示されて、目線を上げるとかのプリウスがやってまいりました。鉄道駅までの料金も確定済みなので安心です。最低限の挨拶をして車に乗り込みました。タクシーではないので、ドアは自分で開け閉めします。10分ほどで、郊外にあるクライストチャーチ鉄道駅に到着しました。「Thank you so much !」でお別れしました。  待合室に入り、しばし待ったのち受付が始まりました。【Great・Journey・New Zealand】 というサイトで予約して、プリントしてきた紙を差し出すと、簡単な説明ののち乗車券が手渡されました。本日の乗車する列車名は【トランツ・アルバイン号】、クライストチャーチから南島中部の山岳地帯を超えて西海岸のグレイマウスまでを、5時間弱で走破します。東京から新潟までの上越線の在来線をイメージしましょう。これを往復するのが本日の行程であります。


クライストチャーチ駅

受け付け開始

トランツアルパイン号

楽しみましょう

車内の様子

 C号車の4A(窓側)がワタシの席です。受付をした頃は、客もまばらだったのですが、8:15 の発車時刻が近づいてくると、車内が混んでまいりました。私の隣にも御婦人が着席しました。汽笛一声、定刻に出発しました。市内を抜けると早くも羊とウシであります。途中の駅も何駅があるのですが、おそらくリクエスト・ストップなのでしょう。スピードを落とすことなく通過してしまいます。たぶん次駅は、観光名所の【アーサーズ・パス駅】だと思います。トイレがてら車内の探検に行ってきます。


早くもヒツジ

雪山が見えました

オープンデッキ車

車内に戻ります

 10:35、アーサーズ・パス駅に到着しました。「15分停車するので撮影する方は、降車していいですよ。汽笛を鳴らしたら車内へお戻りください。」的なアナウンス(少なくともワタシにはそう聞こえました)がありドアが開きました。皆さんぞろぞろと降りて撮影しております。ワタシもそうします。ぷわ〜んと汽笛が鳴りましたよ。皆さんが車内に戻り始めました。ワタシの判断、正しかったようです。10:50、アーサーズ・パス駅を出発しました。


アーサーズ・パス駅

外に出ましょう

駅の入り口

駅名板

気さくなスタッフと

 【国境の長いトンネル】的な長いトンネルを抜けると、11:15、オティラ(Otira)駅着。乗降はなく、交換のための停車でした。ちなみにこのクライストチャーチ⇔グレイマウス間の旅客列車は、上下一本ずつのみです。ワタシの復路の列車がもう一本の列車です。交換したのは単行の機関車でした。11:23、列車は出発しました。  電波が悪い区間を走行してますので、スマホの受電をすることにします。ありがたいことに、座席下部にUSBポートがあります。ブロナー湖のほとりのモアナ(Moana)駅を12:15、通過しました。しばらくして「あと25分で終着グレイマウスです。」とアナウンスがありました。当初の到着予定は13:05 です。地図アプリで、グレイマウス駅まであと5km、しかしこのあたりから徐行が始まってしまいました。まるで時間調整をしたかのように、下りのトランツアルバイン号は、13:05、定刻にグレイマウス駅に到着しました。


モアナ駅

ブロナー湖

美しい湖

グレイマウス到着

自撮り下手なワタシ

 上りのクライストチャーチ行きは、14:05 発なので、機関車の撮影や、駅前のスーパーをほっつき歩いて過ごしました。乗車時刻は、13:50と案内がありました。ここは単線のホームでいまは空っぽです。駅の奥に【機回し線】があるようですね。13:45に汽笛が聞こえました。  実は帰りの列車の方が楽しみなのです。ちょっと贅沢して【Scenic Plus Class】という食事付きの車両にしたのです。予約当初は、往路で予約したのですが、朝の食事よりも昼の食事の方がいいモノ出そうだよなという、あざといヒラメキがあったのです。  グレートジャーニーさんに【中学英語】でメールを出したところ、数時間で変更が完了しましたと返信が参りました。往路を満喫するために、あっさりめの朝食と往路の水分は【水】で、耐え抜きました(笑)。指定されたP号車16Dの座席には、すでにテーブルクロスがかけられ、期待が高まります。  クライストチャーチ行きのトランツアルバイン号は13:57、フライングで出発しました。この列車を指定したすべての乗客がチェックインを完了したからなのでしょう。飛行機のシステムですね。出発ギリギリまでフラフラほっつき歩いているヤカラは想定していないようです。乗車が案内されたら速やかに席で待ちましょう。


駅の様子

ほぼ河口の場所

上り列車入線

お出迎えのスタッフと

 サービスが始まりました。まずは水。ミネラルと炭酸が選べたのでハラをふくらませるため【炭酸】にします。続いてスパーリングワインとオレジュー。もち【スパーリング】ですよね。メインを3種類のうちから選んだ子羊のロースト、デザートは係りの方に「Up to you.」でお任せしました。  前菜がまいりました。バケットが置かれ、サーモンとサラミ、オリーブなどのマリネ、【PESTO】という名のディップみたいのがチン座しております。PESTOは調べると、バジルを材料にした調味料と判明したので、バゲットとサラミは浸してみました。悪くなかっです。前菜の皿が下げられました。メインに期待しましょう。


期待でワクワク

メニュー 1

メニュー 2

チケットと共に

 往路同様、山岳地帯に入るに連れて電波の状況が悪くなってきました。原稿書きを止めて食事に専念しましょう。と書いてきましたが、実は【山岳区間】は何のサービスもありませんでした。荷棚に上げていた、ワタシのスーツケースも係りの方が下ろして、足元に置いてくれました。急曲線が続くのだから、そりゃそうですよね。そうですよね。言ってくれれば自分でやったのにスミマセンね。  アーサーズ・パス駅を出発して、カーブがだいぶ緩くなったところで、飲み物のサービスが再開しました。この列車の食事サービスは、前菜が山岳前、メインが山岳後という、長く楽しめるシステムのようです。復路便を食事付きにして大正解ですね。のメインがやってまいりました。ニュージーランドに上陸して初めての肉料理です。クセもなくとても美味しかったです。野菜不足だったので付け合せのブロッコリーもしっかりといただきました。ワタシ、甘党ではないので、おまかせで出たデザートの感想は、正直良くわかりません。チョコの味がする液体に近いプリンでした。写真を撮るのさえ失念してしまいました。ゴメンナサイ。  グレイマウス滞在の際、海外鉄道旅久しぶりの【鉄道グッズ】はないかなと、土産物屋を散策しましたが、残念ながらそれらしいものは置いてなく意気消沈しておりました。ダメ元で、乗車の際に「日本から来た鉄道マンです。運転士です。」と自己紹介したスタッフがちょうどカフェ車両にいたので、「トランツアルパイン号にちなんだ土産物ありませんか?」尋ねましたが、「ここでは売ってません。」との回答でありました。


前菜です

完食しました

デザートです

頂いたお土産

マネジャー氏と共に

 食事も終わろうかという頃、ひとりの制服姿のスタッフがやってまいりました。「この列車のマネジャーの者です。東京の鉄道勤務の方ですね?いまお土産をお持ちします。」  !!、言葉は適切でないかもしれませんが、撒いた種が一気に【満開】って気分になりましたよ。  頂いたのは、タイピンと、棚やテーブルにおいて眺めるような置物の2点であります。置物には乗船してきた、インターアイランダーの船型も形どってあり、大満足の品々です。感謝の意を伝え、記念撮影をさせていただきました。昨日まで疲れた系の言葉が並びましたが、この一瞬でこの度の満足度が急上昇したのを、心底実感しました。  惜しまれるように。復路のトランツアルバイン号は18:50、早着でクライストチャーチ駅に到着しました。下車口に、乗車の際と同じ女性スタッフがおられたので、事前に調べた「あなた達の事は忘れません。ありがとう。」と握手でお別れしました。  駅からは、空港バスの出るターミナル経由では遠回りなので、ここで2度目のUberにチャレンジしました。今すぐモードで検索するとあっという間にヒットしました。【赤い上着】がコチラからもアチラからもいいワードだったようであります。車のドライバーさんと間違いなく目が合いましたから。  今宵のホテル【ノボテル クライストチャーチ エアポート】に15分程で到着しました。現在20:00 ですが、明日のシドニー行きの便が、6:00出発です。朝は強いので一瞬【飲んぢゃおうかな】と悪魔がささやきましたが、ここは自重することができました。シャレでなくベッドに潜り【羊】を数えました。

本日の買い物~
1.UBER ホテルから駅 35 NZD
2.UBER 駅から空港 28.84 NZD

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