1/30 リベンジはしたけど・・・
おはようございます。前日が多分20:00頃にはあがらせてもらっちゃったんで再び目が覚めたのは日付をまたいだ0:00直後でありました。トイレにとドアを開けるとシャワー室からのドレンが便座方面に浸水しております。前日のシャワーを浴びた同志が「圧はいいけど排水は最悪」と聞いて寝たのを覚えてました。これ、海外の寝台列車のシャワー室の付いている設備を使ったことある方なら分かると思います。
海外の寝台列車に設置されているシャワーを使うと圧が弱いか、足元の排水が悪くてくるぶし以下をしっかり洗えなかった、そもそも体を洗えない(アカスリを背中に回してゴシゴシするのが難義)狭さ。ちょっと申し訳ありませんが、今日は期待した程の点を挙げられないことを正直にレポートします。3:00頃に再度トイレに起きた際には浸水は収まっており床も乾いておりました。
この季節のせいなのか、部屋はかなり乾燥している感じで喉のイガイガを感じました。さて、自分もシャワーを浴びようとスッポンポンになりまして、シャワールームに入ってみました。マッパの小柄のジジィでも「せっかくの新型車両なのになんでこんなに狭いんよ」ってのが第一印象です。シャワーを出してみると、確かに圧は問題ないです。
頭を2回洗い終えると、足元にドレン溜まりが出来始めました。体を洗う時間での排水を期待しつつ約10分かけてあっちゴシゴシ、体をかがめて背中ゴシゴシくるぶしから先はドレンで使っちゃってるんで、シャワーから上がったら足を拭く程度に留めて全身を流す仕上げのシャワーを出しました。なるべく少量のお湯でと気を使いつつの作業でしたが、案の定ドレンの水量が上がってまいりました。くるぶしを越えると便座方面への【越水】が始まりました。ぱっと見ですが、500ml程度の被害でシャワーを止める事が出来ました。 設計段階で日本人みたいにアカスリを背中に回してゴシゴシ的なことは、想定していなかったのでしょう。それはいいです。でもメンテナンス不足で排水機能が落ちているのは間違いないでしょう。べらべらしゃべってしましましたが、言いたいのは「シャワールーム狭っ!排水超弱っ」。これは使ったことがある過去の海外の寝台列車のシャワールームあるあるで済ましていい問題なのでしょうか?せっかくの新型車両です。こういう感想が続かないよう【メンテナンス】(←ぶっちゃけ清掃です)をしっかりしてください。 越水しちゃった部分は、トイレットペーパーで拭いてこのあとのトイレを気持ちよく使えるようにしておきました。寝台に腰掛けて足をフキフキして外を眺めると、【Villach Hbf】に停車しております。時刻は4:15です。先程の停車駅が、【Tarvisio boscoverde】 とイタリア語調、ここの駅名はドイツ語調なので、イタリア/オーストリア国境を越えたようです。手元の時刻表と照らし合わせると定時運行が確保されております。早寝してしまい、飲みそびれた赤ワインを飲みつつ原稿をしたためようと思います。 ボトルの栓はコルクだったので、昨日買ったお店でオープナーを借りて栓を抜いて軽めにコルクをはめて持ってきていたのです。さて、コルクをつまんでポンッとはいきません・・・。コレもケミストリーなのでしょうか?内圧が下がってコルクが押し戻されちゃったみたいです。いろいろ試行錯誤してみましたが、挙句に瓶のクチと同様の高さでコルクが折れてしまいました。早朝ワイン終了〜。
水を飲みつつ原稿を進めると、6:37【 Bruck /Mur Hbf】 に到着しました。この駅を出ると、次の【Wr.Neustadt Hbf】まで1時間以上走行するので、おそらく昨夜リクエストした朝食が頂けると思います。 ほどなくして部屋の戸がノックされ、トレーに乗った朝食を乗務員さんが持ってきてくれました。ワタシの希望した6アイテムは、【1.コーヒー、 2.ロールパン2個、3.スライスハム2枚、4.スモークターキー2枚、5.ナチュラルチーズ、6.フルーツヨーグルト】でありました。ナチュラルチーズは柔らかいタイプのものでパンにハムとターキーを挟んでその上にチーズをヌリヌリしてガブリです。ヨーロッパらしい苦目のブラックコーヒーにも相性が良かったです。
ローマを出発してから結構いいスピードで走行していたナイトジェットですが、今走行している区間はかなり低速で走行しております。貨物列車との交換待ちなんて停車時間もありました。察したのですが、このローマ発ウィーン行きの列車はもともとローマ発が19:00過ぎだったと記憶しております。 OBBのアカウントを持っているので予約後たまにメールが届くのですが、その中に「昨年の秋の豪雨による水害のため不通区間があります。常に最新の時刻表をご確認ください。」ってのと「時刻が変更になりました。ローマ/ティブルティーナ駅発は17:30となりました。」のメールで合点がつきました。
現在走行している区間は【迂回ルート】なのでしよう。ウィーン到着を変更なしの 9:04にするために、ローマの出発時刻を繰り上げたのだと判断しました。そのような計画のおかげで、今回のナイトジェット再訪が叶ったことに対しては感謝いたします。朝食のトレーが下げられて歯磨きを済ませ、身支度を整えると9:04、【NJ40294】列車は定刻にウィーン中央駅に到着しました。まだ午前中ですが、明日の帰国便に備えてこのあとはホテルステイと決めておきました。