1/29 いよいよ【Nightjet】 !

 おはようございます。定刻7:02イスタンブール/ハルカル駅到着を見込んで、5:00に起床しました。位置情報で現在の走行地点を調べると、あれ、かなりの遅延ぶりであります。停車したイズミト駅で手元の時刻表と比較すると、約1時間半の遅れであります。インタンブールの通勤ラッシュは、我が国よりも少し早い気がします。1/28早朝着のイスタンブール空港から、ソウトリュチエシュメ駅までの地下鉄とBRTもかなりの乗車率でありました。アンカラエクスプレスの次の停車駅ゲブゼからは近郊電車も発着するようで、これらの電車の【ストーカー】となりました。


寝台車両

7号車のみ寝台車

ワクワク

最後尾

トルコアイスもね

 せっかくのトルコの寝台列車なので、本当は終着駅のイスタンブール/ハルカル駅まで乗り通したかったのですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。このあとの予定は、寝台列車を降りた後に、ガラタ橋北側のカラキョイ地区に移動して、名物の鯖サンドを朝食にして、空港に戻り13:05発のターキッシュ航空のローマ行き搭乗までは、ラウンジで昼ごはんなんてプランを描いていました。ソウトリュチエシュメ駅の到着が、2時間遅れとなりそうなので、同志と相談して同駅で前途を放棄して下車して、別ルートでカラキョイ地区を目指すことにしました。  1時間50分の遅れで、8:00ソウトリュチェシュメ駅に到着しました。近郊電車でシルケジ駅、更にトラムに乗り換えてガラタ橋を渡りカラキョイ電停に降り立つことができました。このあとは事前に調べておいた、24時間営業のお店を目指し、無事に到着したのですが明らかに開店前です??。気を取り直して、付近の同類店を探しました。炭火を起こしている店を見つけたので、今食べられますかと尋ねてみましたが、11:00からですとの返事。ここまで来てあきらめたくないので、再度検索をしてみたところ、魚市場併設のお店が9:00開店との情報にたどり着きました。


戻ってきました

ありつけました

同志のアングル

まじウマいっす

 空港までの移動時間を考えると、これがラストチャンスです。GoogleMapのおかげで、お店にたどり着きました。店は開いており、スタッフが火を起こしているのが見えました。待つこと数分、どうぞと手招きされて店の中に入りました。  はじめに行く予定だった24時間営業の店は【Fish Wrap】という焼いた鯖をトルティーヤみたいな生地のものでサラダとともに包んで食べる方式だったのですが、こちらの店は、大きめのバゲットに焼いた鯖やサラダを挟んだトルコ語で【バルクエクメック】という商品で、見た目はこちらの方が【鯖サンド】らしく感じました。  観光客向けの鯖サンド店は回転を良くするため、焼いた鯖をそのまま積み上げて【焼置き】するために、鯖が冷めてしまっていてちっとも美味しくないとのクチコミがありましたが、この店は提供まで10分以上待たされたので、香ばしい焼き鯖の香りを堪能できました。日本人なので、持参したしょうゆを垂らして味変したりして名物を無事に満喫できました。さぁ空港に戻りましょう。途中、私のミスで乗換駅を間違えしまい時間をロスしてしまい、地下鉄の空港駅に着いたのは11:30でした。  未開封のお酒があったので手荷物にして預けようとカウンターを訪れたのですが、手続きは時間切れで受付できないと言われてしまいました。コンヤの酒販売店で購入したラクと2リットル入りの炭酸水を放棄して、楽しみにしていたイスタンブール空港のラウンジにも寄れず機内の人となりました。ターキッシュ航空865便は定刻13:05、ローマに向けて出航しました。こうなったら機内食をお酒とともに満喫しましょう。


いざローマへ

前菜です

メイン料理です

ローマ空港駅

 座席はヨーロッパあるあるのなんちゃってビジネスクラスシートではなく、短距離仕様の2−2のシートでありました。出された機内食は前菜の冷菜、メインはチキンのカレーソースとサフランライス、チーズ盛り合わせ。デザートはチョコムースケーキでした。ケーキはいつものように同志へと引き継ぎます。飛行時間の都合もあるのでしょうが、CAさんが据え膳上げ膳をハイスピードでこなしていく為落ち着いて食べることができませんでした。お酒だけは、おかわりを含めてしっかり堪能したことは言うまでもありません。ローマの街が下界に広がって、時差もあり13:50ローマ/フィウミチーノ空港に着陸しました。  日本国を含めた特定の国を優先してくれるレーンへと誘導されて、あっけなくイタリア入国となりました。空港発の近郊電車でローマ/ティブルティーナ駅へと移動しました。このあとはこの旅の最大の目的である【Nightjet】に乗車します。ストップ線のテルミニ駅が上野駅と例えるとティブルティーナ駅は東京駅ってことで駅のつくりを想像してください。。ナイトジェットの出発の17:30までの時間を利用して、個室内での【宴】の品々の買い出しを行いました。出発前、自宅で調べた情報によると、ティブルティーナ駅周辺にも数軒のスーパーマーケットの存在を確認できたのですが、いざ現地でティブルティーナ駅を中心にして検索かけても、一軒のスーパーもヒットしませんでした。


いよいよ・・・

乗車します

発車を待ちます

パワフルな機関車

 酒の無い夜行列車なんて。こうなったらワタシの記憶している地図方向に向かってあとは【勘】頼みに周辺をウロツキ回りました。ワタシってやっぱり呑み助です。数百メートルは歩きましたが【MINI SUPER】なる店が数軒佇んでいるエリアに吸い込まれました。文字通り奥行きの狭い個人商店なのでしょうが、そこにはしっかりと【ブツ】がありました。酒類の購入に成功したので、今夜のアテになるものをと同志が提案したのは、駅構内にある【ケンタのチキンとマックのポテト食わね?】でありました。出発時刻も迫っていましたが、アラ還のワタシでさえ未だにジャンクフード大好きです。異論なくダブルシャンクの宴とします(笑)。  飲食の全てを揃えて、事前に確認した17番ホームに降り立ちますと、主役の【Nightjet 40294】列車が入線しておりました。


入口より

通路へ

我々の個室

シャワー、WC付

アメニティ

 ステップを上がって車内に入り、個室寝台の狭い通路の先に我々の予約した11/12号室がありました。ワクワクしながら部屋に入りました。オーストリア鉄道のwebサイトで確認した通りの空間です。2段寝台の他に洗面台、専用のトイレとシャワールームを備えた、【北斗星】のロイヤル(って覚えていますか?ワタシの新婚旅行に利用した良き時代の寝台列車です)を網羅した機能ですが、こちらの方が空間は広く使えます。出発時刻となり17:30、発車ベルのない欧州独特のサイレントモードで列車は出発しました。  個室内のひとっ通りの機能を同志と確認した後、【宴】を開宴しました。程なくして乗務員さんが検札と明日の朝食のオーダーを取りに来ました。朝食は備え付けのメニューカードの中から飲み物を含めて6種類(それ以上希望の方は有料ですがプラス・アルファ)出来ます。ジャンクフードの充満する部屋の対応で失礼しました。急激に睡魔がいらしたので、本日割り当ての下段で眠らせてもらいました。おやすみなさい。 本日の買い物~1ユーロ/168.77円で計算 1.鯖サンド ふたりで320リラ 2.ローマの酒屋でビール2本 14ユーロ 3.ローマの酒屋で赤ワイン1本 1,687円 4.ピザ屋でピザ2枚 5.7ユーロ 5.マクドナルドでポテトL2個 9.5ユーロ 6.KFCでチキン2本 6.2ユーロ 続きを読む