7/8 電源復活!!

 この日はブリスベンで乗り継ぎのため、今乗車しているXPT号のコンセントが使えるようになったわけではないのであしからず。
 ブリスベンの手前の【カジノ】という駅に停車中、目が覚めました。4:45、45分遅れで出発しました。遅れを考慮したのか、若干遅れてリクエストしておいた朝食が部屋に配られました。

 「メシだぞ・・・。」って同志を起こしたのですが、ピクリともしません。せっかくのコーヒーが冷めてしまうので、先にいただく事とします。前日に食べ切れなかった、ちょっと酸っぱいイチゴと合わせて、バランス的にいい朝食でした。

 車内アナがあり、ブリスベン着は30分遅れとの事です。次に乗り継ぐケアンズ行き【サンランダー号】はブリスベン8:55発なので、問題はなさそうです。
 7:05、ブリスベン着。昨日の日没あたりからこの時間までの乗車のため、この列車での車窓ってのは体験できませんでした・・・。

 本日は日曜です。早朝のためか、長距離列車&バスのターミナルであるこの駅にしてはひっそりしていました。
 サンランダー号はブリスベン駅の10番線から出発と確認できたので、ホームに上がると受付の窓口がありました。長距離列車は個々にホームに設置したブースで乗車受付をするようです。

 サンランダー号はすでに入線しておりましたが、車内に入ろうとした所「まだです。」って言われちゃいました。ホームの案内放送を聞けってことなんでそうする事にします。
 さて、どうやって出発までの時間を過ごそうって事になりましたが、私は「よう、コーヒーでも飲むべ。」とごく当たり前のことを言ってやりました。ちょっと気付いたことがあったのです。

 ホームにあるベンチの脇に自販機があり、更にそのそばには当然ながらコンセントがあります・・・。そうです。トラベルポットでお湯を沸かしインスタントコーヒーでも飲むべ、って事であります。パースで購入した水はまだまだ余ってましたので・・・。ポットのスイッチは無事に【オン】となりまして、ほどなくお湯が出来ました。コーヒーブレイクとしましたが、何がブレイクだか・・・。ブリスベン駅様、「電気」をありがとうございました。

 乗車開始のアナウンスがあり、F号車の16,17,18番が我々の部屋です。部屋を占有したいがためにわざわざ3人分で予約しました。3人部屋を2人で利用するっていうのは、XPTでもそうだったのですが、やはり安心感があります。
 寝台は3段式なので、ルールを決めました。1人昼寝をするときは上段を利用、2人で寝るときは中、下段を利用することにしました。公平感と、実際の利用状況からして頭をぶつけない対策であります。隣室は60〜70歳の3人連れの御婦人連中なのですが、寝台の組み立て、そして上段へ無事によじ登ることは出来たのでしょうか・・・?
 
 部屋には、洗面、そして重要なコンセントがありました。早速テスト・・・。おっ、今回はドライヤーが正常に動作しました。持参のカップめん、スープ、コーヒーが飲み放題です。

 ブリスベン8:55、定刻に出発しました。第3ラウンドの始まりであり、今回の旅のファイナルの汽車旅であります。車掌さん(この列車は車両ごとの世話係という方はおりません)の検札の後、早速シャワーを使いました。広さ、圧とも良好でした。洗顔も済ませ、やっと本日の朝がやってまいりました。
 続いて同志がシャワー。珍しく同志が「ビールでも飲まね?」と誘ってきました。爽やかな朝は間もなく終了しそうです・・・。

 英国系はとかく差をつけたがるってイメージを抱くのは私だけでしょうか・・・?この列車もエコノミーと名の付くクラスと(我々のエコノミークラス寝台もそうです)、ファーストクラスの乗客では居住するエリアが仕切られており、我々はファーストの食堂車は利用できません。
 代わりとして、ビュッフェカーが設けてあり、そこで飲食物を購入することになります。ビールを買う際にチョイと厨房を覗くことが出来たのですが、ハンバーガーの肉は意外にも鉄板で焼いておりました。
 ビュッフェではありますが、手を抜くことなく人の手が加わっております。

 ケアンズまでの東海岸は気候もいいせいか、かなり人の手が入っている土地が続きます。平原っていうのはすっかりなくなり、どちらかというと森が多い気がします。そして馬、牛を扱う大規模な牧場・・・の繰り返しです。インパシの初日で見たカンガルーはサッパリ見ることが出来なくなりました。あの遭遇劇はもしかしたらラッキーだったのでしょうか・・・?

 昼食は残り1コとなったカップめんで済ませました。これで事前に購入した食事モノは完食しました。ついでにワインも完飲!!今夕以降の酒はビュッフェで買うようです。同志とは飲む量が違うので、事前に会費で差をつけて調整していますので御了承願います・・・。

 14:02、マリーボロー着。5分のみの停車時間ですが、外に出ることが出来ました。同志もタバコが吸えて満足そうです。我々の隣室のお子様で、しきりに我が部屋を覗いていた女の子に名前を尋ね、写真を撮らせてもらいました。【マリアナちゃん】というおしゃまな子でした。

 今夜はこの旅最後の列車内の夕食となります。買い込んだ食料は明日の朝昼で食べればちょうどなくなるので、今夜は食堂車でチョイと贅沢することにしました。
 とは言え、ビュッフェカーなのでファーストクラスのようなフルコースではありません。でも、レンジでチンの寂しい調理方でもありません。主食のオージービーフのステーキは厨房内の鉄板でちゃんと焼いてくれるシロモノです。
 テイクアウト(こちらではテイクアウェイと言います。)にしてもらい、部屋で食べることにしました。

 あとドリンク類を購入してと思ったのですが、間もなくロックハンプトン到着のためなのか、店のシャッターが閉まってしまい、一緒に購入するつもりだったビール、ワインなどのドリンク類が、手に入りません・・・。駅停車中は売店の係りの方も休憩というルールなのかもしれませんね。
 18:10ロックハンプトン着。同志も「それじゃオレも。」ってんで煙草タイムになってしまい、ステーキは部屋に置き同志に付き合いました。私もせっかくならワインと一緒にステーキを食べたかったので・・・。容器は保温が効いた物なので、しばらくは大丈夫でしょう。

 18:20ロックハンプトン発。程なくして売店も再開されました。ビールとワインを購入し部屋に戻り、夕食としました。容器の保温が効いていたおかげで、おいしく食べることが出来ました。
 鉄道の旅の最終ディナーになりましたが、充分な締めくくりでしょう・・・。明日はいよいよケアンズです。

本日の買い物〜

ビール2本 8.0$、ビュッフェでステーキ 2人で29.0$、ビール×1,ミニワイン×3 19.0$

                                    続きを読む