7/8 アルプスを満喫

 このホテルも朝食付きです。ありがたく頂き、昼食用にパンも「頂き」ました。卵が生のままだったので、部屋に持ち帰り、持参のトラベルポットで「ゆで卵」作ってみました。
 半熟卵がおいしく出来上がりました。が、こういう使い方はメーカー的には禁止事項ですので、お勧めしません・・・。

 ディセンティス/ミュスティア8:19発、「氷河急行」みたいな観光列車なら歓声がわくのでしょうが、今乗っている一般の列車はローカル線に過ぎません。でも見える景色は一緒ですよね?


アプト式のレール

乗客は我々のみ

地図のテーブル

途中駅にて@

途中駅にてA


 アプト式レール区間に入ると、高度を上げるため、視界が一気に開けます。スイスに入って何度かこの光景が繰り返されたので、アプトに入ったら今後も景色に期待です。
 オーバーアルプパスヘーエを過ぎ、アンデルマットへ下って行く時の上方から下界の駅を見下ろした景色が、まるで鉄道模型のようで感動しました。


氷河急行も

見る景色は一緒

今日もいい天気

まるで鉄道模型


 アルプスの十字路、アンデルマットで乗り継ぎます。キオスクでビールを購入しました。マッタリした時間が流れつつ、ブリークまで「氷河急行と同じ景色」の旅が続きます。どの列車も必ず検札が来ますので、正しいキップを所持しましょう。
 つい最近まで自宅のスカパーで見ていた「アルプスの少女ハイジ」のあの光景が、この辺でも充分に感じられます。
 ブリークでツェルマット行きに乗り換えです。「生」マッターホルンが近づいてきました。


撮影〜地元の方

ブリークにて@

ブリークにてA

いよいよ・・・

マッターホルンです


 ブリーク定発、シュピーツを過ぎて所々でアプト式のレールに入り、高度をかせいで行きます。路線全体がアプト式なのではなく、急勾配の区間にのみラックレールが敷いてあり、ラックレールの入り口に差し掛かると列車は最徐行で進入、歯車を噛ませて40Km/hくらいでギリギリと登って行きます。
 勾配がゆるくなるとラックレールがなくなり、歯車の噛み合わせもなくなり通常の「粘着運転」で速度も上がります。

 マッターホルンが近いためか、アプト式の区間が多くなり、その都度高度をかせいでいきます。観光シーズンのため、多くの臨時列車とのすれ違いを要し遅れはじめました。
 予定していたゴルナーグラート行きの登山列車を1本遅らせても、本日の宿泊地インターラーケンには夕方着けるのですが、インターラーケンのスーパーマーケットで買い物を予定しており、閉店時刻の早いスイスのスーパーのこと、もしかしたら買いっぱぐれになりかねません・・・。なんとか予定の列車に乗り継ぎたいモンです。

 列車は10分遅れでゴルナーグラートに到着しました。予定の列車の発車まであと10分!まだキップも購入しておりません。同志に私の荷物も託し、ゴルナーグラート鉄道のキップ売り場待ち合わせってことにして、単身キップ売り場に急ぎました。
 ゴルナーグラート鉄道のツェルマット駅は団体客でにぎわった構内でしたが、幸いにして個人客の窓口は誰も並んでおらず、いの一番でキップを購入することが出来ました。同志とも合流でき、発車ギリギリでしたが予定の列車に乗車することが出来ました。
 乗っていた列車からこの列車に乗り継げたのは、おそらく我々のみでありましょう・・・。作戦成功!ってか普通の観光客ならこんな【アホ】な計画は立てませんよね・・・。


さらに登り

森林限界を超え

ついに!

マッターホルンが

キターッ!!


 森林限界を超え、ついにマッターホルンが見えてまいりました。本日も快晴であります。私か同志か、どっちかが【晴れ男】なのでしょうか・・・?ロカ岬に引き続き、観光の要所で晴れてくれました。
 てっぺんまではっきりと見えるあの雄姿にここ数年あこがれていまして、やっと本日かなうことが出来ました。感激ッス!

 ゴルナーグラート着。展望台やトレッキングコース、そしてこの辺はスキー場なのでしょうか・・・?スキーのリフトまであります。スケールを大きくした【八方尾根】って感じでしょうか。それにしても、何でこんなところにまで鉄道を敷いたのでしょうか・・・?
 答えはおそらくこの今見える景色なんでしょうね。「マッターホルンを見る鉄道をひこう!」これで充分です。そしてこれだけの世界中からの観光客がやってきます。創業者も満足しておられるでしょう・・・。


どうだっ!

もういっちょ!

迫力の氷河

晴天に

感謝!


 気が済むまで撮影して、モチロンケータイの待ち受け画面にして、更にしっかり目と心に焼き付けて下山の列車に乗りました。いやいや、ものすごい迫力でありました。標高で言えばスイスの最高峰はモンブランですが、やっぱりこれだけの独立峰ですと、いやおうなく人の目や心を奪うものがこの山にはありますよね。



駅も

しっかりキープ

こっちも見事

寝てみました

大満足でした


 ツェルマット→ヴィスプ→シュピーツと細かく列車を乗り継ぎ、17:57、インターラーケン西駅に到着しました。駅前のスーパー「ミグロス」で酒、土産を買い込み本日のホテル【Hotel Blume/El Azteca】にチェックインしました。このホテルはホテルとはいえ、どちらかというと【ホステル】に近いです。予約も「ホステルズ クラブ」で取りました。
 トイレ、シャワーは共用ですが、値段からすれば納得価格です。

 荷物を降ろし、インターラーケン東駅に歩いてみました。目的は明朝の東駅6:00の列車に乗るにあたり、早朝のあわただしさを回避するため、@東駅までの徒歩所要時間、Aコインロッカーの場所、Bユングフラウヨッホまでのキップの事前購入、C東駅からの列車の発車番線の確認、であります。

 我々はスイスパスセーバーを所持していたので、必要なキップはフリー区間から外れる、ラウターブルンネン(もしくはグリンデルワルト)⇔ユングフラウヨッホであります。が、ここインターラーケン東駅でもこの区間を、しかもクレジットカードで購入することが出来ました。@は約15分、Aはすぐに見つかりました。Cは5番線、と目的はすべてクリアーしました。

 ホテルへ戻り、夕食がてらTVをつけるとなんと日本語放送のチャンネルがありました。さすが観光地!ドラマ「斉藤さん」をスイスで見るとは。あっ、ちなみにベッドはついに「ダブルベッド」でありました・・・。後述しますが、明日またトラブルがあります。


ダブルベッドでした


本日の買い物〜アンデルマット駅でビール 2本で7.60スイスフラン、2.インターラーケン西駅でビール 2本で6.30スイスフラン


続きを読む