12/13 空の旅再開
お早うございます。もうちょっと寝坊してもよかったのですが、6:00の起床となりました。このホテルの唯一の欠点を指摘してもよいならば、シャワールームの狭さであります。【シャワーコーナー】とでもいった方がよいのかもしれません。目測ではありますが、1㎡に届かないであろう床面積しかありません。
体が固い方は、たぶん足は洗えません。石鹸などを足元に落としたら広いなおすことも出来ません(笑)。悪戦苦闘の末なんとかシャワーを済ませました。スッキリという気分にはなれませんでした。ワタシのあとに入った同志から、「あぁっ、もう拾えねーよっ」って声が聞こえてきたのを、ワタシはニヤけつつ聞いてしまいました。ご苦労様。
質素ではありましたが、朝食には満足できたことは補足させてもらいます。チェックアウトをしてパレルモ中央駅に着きました。空港までは鉄道で行けるので便利です。9:38分発の列車に乗り、約一時間でパレルモ空港に到着しました。ルフトハンザ1971便ミュンヘン行きは、12:40の出航です。時間があるのでラウンジに行きましょう。
洗濯・・・ パレルモ空港ラウンジ 器用な青年と・・・
ここのラウンジはランドサイド、すなわち保安検査場の手前にあるので、ギリギリまでいるわけにはいきません。また機内でなどと缶やボトルの飲み物を頂いたところで、保安検査場でアウトとなりますのでご注意下さい。12:00に出ようと同志と取り決めて自由時間にしました。腹はすいていなかったので、ビールとワインをいただいて、原稿をしたためるとします。
白ワインのコルクがなかなか開かずに、同室の青年にお願いしたところ、いとも簡単に開けて頂きました。何かコツがあるようなので、後で学習致します。時間になったので、青年と握手してラウンジを出ました。
ちょっぴり期待したルフトハンザ機のビジネスクラスでしたが、案の定「なんちゃってビジネス」でした。知る人は知っている3列のエコノミークラスの椅子の【真ん中に人なし】であります。あとはナショナルフラッグキャリアのサービスに期待しましょう。12:40、定刻に出航しました。さらばイタリア。
時間が経過して、この雰囲気に慣れてくると、おや、シートピッチが若干ではありますが広いことに気付きました。同志にも確認しましたが、通路側の彼にエコノミークラスを覗いてもらったところ、やはりそのようだとの確証を得ました。エコノミーの椅子でも前の座席と自分のひざまでの間に余裕が確保出来れば、数時間は過ごせます。
ワンプレートの機内食ではありましたが、短距離ならかえってありがたいボリュームでありました。アルコールのリクエストも気軽に受けてくださり、これはこれで満足のフライトでありました。
こらこら・・・ ルフトハンザの ビジネスクラス・・・ 前の座席とチビのひざ・・・
14:45、定刻にミュンヘン空港に到着しました。Sバーンを使ってのミュンヘン中央駅までは経験があるので、キップの購入から移動までスムーズに事が済み、中央駅に程近い【マイヤーシティミュンヘン】が今宵のホテルであります。迷わずに到着しました。当初はやはりダブルベッドでのご案内でしたが、セパレートをお願いしてみると、「セルフで出来るわよ。」と言われました。
部屋に入ると・・・、了解です。単純にシングルベッドがくっついただけのものでありました。いそいそとベッドをずらしてツインルームの完成であります。世界中がこのタイプのダブルベッドであれば、誰も困らないのに。ちょっぴり生乾きの洗濯物を再度セットしました。
幅は狭くなりますが・・・ ツインです クリスマスマーケットで大賑わい
さぁ、この旅の海外の締めの夕食は、ミュンヘンならば鉄板の【ホーフブロイハウス】に行きましょう。3回目なので道順、あの店の【ルール(後で説明します)】等は、インプット済みであります。店までの通りがやけに混雑しています。後で調べて判明したのですが、クリスマスマーケットの雑踏でありました。東京の田舎モンなので、都会の雑踏は苦手だし、有名神社仏閣の初詣にも行ったことがないワタシにとっては、息苦しい道のりでありました。
なんとかホーフブロイハウスに到着しました。「二人です。」、「ではコチラヘ。」なんてやり取りはありませんよ。空いている座れるところを見付けて座るのみです。長イス、長テーブルなので相席必須ですよ。店内も案の定大混雑で着席できるスペースを10分程探し回りようやく座ることが出来ました。ふぅ~。生演奏が見える絶好の場所に座れたのはラッキーでした。
さて、ボサっと座っていても、オーダーなんて聞きに来ませんよ。自ら手を挙げてウェイターさんにアイコンタクトしましょう。自分の座っているエリア担当の方がいるので、顔を覚えておくと、お代わりとか、次の注文をするときに効果的です。まずはとりあえずビールですね。ここのビールはとりあえず1リットルの大ジョッキです。半分のサイズもあるのでご安心ください。
おっ、生演奏が始まりました。数曲にいっぺん、乾杯の歌「アイン・プロージット」が流れるはすです。ワタシは覚えているので、周りの方が歌うようなら、是非歌いたいです。次のお代わりとビールのお供に白ソーセージとチキンカツの盛り合わせを頼みました。サムアップの挙手とアイコンタクト、バッチリでした。
プロースト!! ここだから美味しい?① ここだから美味しい?②
おっ、アイン・プロージット流れ始めました。ありゃ、誰も高らかに歌ってません。皆さんシャイなのかな?ワタシも、最初は遠慮して、念仏のように「アイン・プロージット、アイン・プロージット、デァ、ゲーミューティヒカーイ~」と口ずさみました。デタラメな発音ですが、こんな風に聞こえたのでこんな風に覚えた次第です。検索すれば、音声付の画像がいくらでもヒットするので是非歌いましょう
。
隣の【スペース】にあとから来た男性二人組、ビールのみでなにも食べません。かなりの強者のようです。口も滑らかになったので、「ミュンヘナー?」問うたところ「フロム、チェコ。」!。オゥッ、2年前に日本のチビ侍がビールの消費量世界一の国に挑んで戦ったあの国からとは。何かの縁を感じずにはいられません。ワタシのホームページのチェコ
/ プラハのシーンを見せたらとても嬉しそうな顔をしてくれました。
チェコの お二人と・・・ アイコンタクトバッチリの ホールのスタッフでした
この長テーブルにはこちらと対面で合計12人程が座っています。2回目後のアイン・プロージットになると皆さんでジョッキを合わせての乾杯することが出来ました。数時間が流れて、ワタシのジョッキも3杯目です。かなり高らかにアイン・プロージットを歌うことが出来ました。
最近、カラオケも行っていないので、久しぶりに気分が高揚しました。大満足でした。ホテルに戻り、旅の総括をと、あれま、同志はすでにお休みのようです。ワタシも軽く【舐めて】横になりました。明日はとうとう帰国であります。長かったような、あっという間だったような不思議な感覚です。
本日の買い物~
1.パレルモ中央駅→パレルモ空港駅 2人で11.8ユーロ
2.ミュンヘン空港駅→ミュンヘン中央駅、Sバーン 2人で23.2ユーロ
3.ホーフブロイハウスにて夕食 2人で67.5ユーロ
4.ミュンヘン中央駅地下売店でビール1本ワインハーフボトル1本 6.2ユーロ