12/9 ホーチミン到着
お早うございます。プライベートを確保した個室寝台貸しきりのおかげでぐっすり寝ることが出来ました。ただいまの時刻は、5:50。ワタシ的にはお寝坊さんであります。列車の速度が落ち5:58、【Tuy
Hoa】定刻通りの到着です。ハノイからの距離は1198kmとなりました。別府あたりまで来ましたね。
同志も起きてきたので、本日の昼までの2食は車内販売の、温かいのを食べようと決めました。個室のドアを開け放ってワゴンの到着を待ちます。あの唄声が流れてきたので、ワゴンを停めるとお粥の販売車でありました。フォーを期待したのですが、確かベトナムも朝食はお粥の食生活があることを事前の【妄想旅行】で確認してありました。しかもそのお粥、なかなかの美味との先輩諸氏の記録を覚えていたので、おひとつ頂いて、同志と半分こすることにしました。
ひとつ買ってみました 思いのほかずっしりあります 優しい味でした
ほぐした鶏肉のお粥【チャオ・ガー】、地球~にも紹介されていたので、鉄板の朝食のようです。そして感動的なお味でありました。お粥から想像される【優しい味】ってのを差し引いても余りある【優しい味】でありました。じじいなので、このカップをふたりで半分こしたのが大正解の朝食でありました。未だに感動しながら原稿をしたためております。昼食も車内販売のお弁当を頂くつもりなので、レポを期待してくださいまし。
報告が遅れましたが、ダナン駅がストップ駅だったので今現在ハノイからは進行方向だったワタシの席は背中向きになりました。列車は7:56、【Ninh
Hoa】を5分遅れで出発しました。ベトナム有数のリゾート地、ニャチャンが近づいて来ると、車内にちょっと迷惑級のボリュームで現地のであろう【たぶん民謡】が流れ始めました。時刻は8:20。眠っているヤツ等を起こす目的もあるのかも知れませんね。車窓から見るニャチャンは、ハノイと比べると街って感じがします。
8:24、定刻にニャチャン着。我々の車両もかなりの人数の旅客の入れ代わりがありました。団体様がいくつかのコンパートメントに収まったようで、添乗員が、大声であれこれ確認作業に追われているようです。車内は空調が効いており快適なのですが、トイレにとデッキ部分に出ますと、いよいよ亜熱帯の陽射しと体感を感じ始めました。ふと気が付くと南国特有の【あの木】が沿線にも生い茂っております。
11:00を過ぎた頃、昼食の販売が始まりました。部屋の扉を開けておいたので、販売員もすぐに気づいてくれました。プレートにはご飯、その上に味付けされた鶏肉、漬け物、スープといった質素なものでありますが、いただくとしましょう。感想を早速言ってしまいますが、とても美味しかったです。
骨付きの鶏肉ももうこれ以上食べるところないんじゃねってところまで、しゃぶり尽くさせてもらいましたよ。これでひとつ35,000ドン。日本円で約175円でありました。暑いのさえ克服できれば、アジアの旅ってやみつきになりそうですよね。
質素な盛り付けですが・・・ これまた美味しいんです もちろん完食! 車窓も南国チックです
今回は食後にやけに眠気が襲ってきます。同志にならいワタシも失礼します。またまたしっかりとした昼寝になってしまいました。まもなく15:00になります。定刻通りなら、終点サイゴンまで停車駅は3つです。15:42、定刻に【Bien
Hoa】に到着しました。ハノイからは1,697km。隼人あたりまで来ましたね。ぼちぼち降りる準備もしましょうね。
サイゴン駅から空港までは、スマホに【grab】という配車アプリを入れてあるので、送ってくれるドライバーさんを見つけるつもりです。初めて使うので、見つかるかどうかチト心配ではあります。ハノイ以上の喧騒に包まれながら、16:30、SE7号は定刻にサイゴン駅に到着しました。社会主義の国は定時運行を誇りにしていると、何かで読むか聞いた気がするのですが、まさに体現していただきました。
お世話になりました サイゴン駅到着 このまま空港へ行きます
ホーチミン / タンソンニャット空港からの飛行機の出航は、21:40です。多少の【遅れ】を見込んで余裕を持った計画をたてたのですが、苦笑いが出るほどの時間ができてしまいました。担当の車掌さんともガッチリ握手してお別れしました。駅の待合室に腰を下ろして、配車アプリを起動して、ドライバーを探したのですが、ちっともヒットしません。5分ほど試したのですが、同様だったのであきらめて、タクシーで移動することにします。
ぼったくりが横行しているこの国のタクシー事情も把握していたので、タクシー探しにも慎重が求められます。幸いにして【マイリーン】という信頼のある会社のタクシーが、駅前に停車していたので、空港までとお願いしました。メーターもキチンとリセットしたのを確認できました。すさまじいバイクの波をすり抜けすり抜け、20分ほどで空港に到着しました。結果論なのですが、配車アプリに表示されていた料金よりも安く上がってしまったことも報告しますね。
搭乗するのは、ターキッシュエアラインのイスタンブール行き163便であります。18:30がチェックイン開始時間だと教えてもらったので、空港ベンチで30分ほど待ちぼうけになってしまいました。早くラウンジに行って、シャワー浴びたいのに。原稿をしたためて待ちましょう。
ラウンジ到着 アカスリをすでに首に巻いている同志(笑)
18:30になりました。カウンターのスタッフが一斉におじきをしてビジネスクラス、エコノミークラスともチェックインが始まりました。この空港はこういうスタイルなんでしょうね。出国審査もスルー出来て、ベトナムさんバイバイであります。 お世話になりました。
ラウンジはすぐに見つかりました。シャワーの利用をお願いしたら、すぐに利用できるとのことでアメニティキットをいただきました。待たされることもあるようなので、ラッキーであります。使い勝手もよくてサッパリしましたので、あとはお楽しみのラウンジライフといきましょう。
ラウンジ内の様子 清潔に使えました お目当てのフォー あとはお好みで・・・
まず【風呂上がりのビール】ははずせません。グビッとやった後は、ワインでもチビチビさせてもらいます。食事ものも豊富に並んでおりましたが、まずの狙いは【フォー】と決めておりました。
ホーチミンで時間に余裕があるのなら、街中へいけばいいのにと思う方もいらっしゃるでしょうが、我々の目的は【乗り鉄】であります。事前の調査で、空港ラウンジにもフォーがあり、そこそこ美味しかったとの感想もありましたので、迷うことなく空港へという結論になりました。事実美味しかったことをここに報告いたします。
搭乗時刻が近づきましたので、ラウンジを後にします。快適な時間をありがとうございました。搭乗したビジネスクラスは、スタッガードではありませんが前の座席との幅がこれでもかってとってあります。隣は同志ですが、これなら仮に隣が他人であっても、窓側からでも楽に通路に出れます。
ターキッシュ航空の ビジネスクラスです シートピッチたっぷり!
定刻にイスタンブールに向けて出発しました。さらばベトナム。ラウンジの食事も軽めにしておいたので。22:00過ぎの機内食ではありますが、レポートもありますのでフルコースでがんばります。メニューも調味料入れも、なんかイスラム調で異国感を醸し出してくれます。
メニューがモスク? まずはナッツから 前菜 オシャレな小物など
照明を落とすと効果的な演出 メインです まだまだ・・・
稽古、稽古! そろそろかな? フィニッシュ!
メニューのデザート欄にアイスクリームがあったのですが、同志がお願いしたところ品切のようでチョコレートケーキが出されていたので、ワタシもアイスクリームにはありつけないだろうから、断念しました。腹も満たされ、後は寝るだけです。シートをフルフラットにしてベッドにします。まもなく日付が変わるので、本日はこの辺で。
本日の買い物~
1.朝粥ひとつ 25,000ドン
2.昼食の弁当 2人で70,000ドン
3.サイゴン駅→空港 マイリーンタクシー 2人で120,000ドン