10/12 モンバサ到着!

 リゾート列車感覚というファーストクラスの乗客以外にも、ナイロビ⇔モンバサというケニアの二大都市を週三便結ぶこの列車は地元の足でもあります。深夜にもいくつかの駅に停車して、旅客の乗り降りがありました。気が付いた分を記しておきます。
 KIU(時刻失念)、MAKINOU(03:20)、KIBWEZI(04:00)、DARAZINI(05:15)、MTITO ANDEI(06:15)。遠目での確認なので、一部スペルが違うかもしれませんがお許しねがいます。ってかこれだけの駅を確認できちゃったほどよく揺れたわけなんです。



 夜があけたので、モンバサまでの車窓を楽しむことにします。陽が上るにつれて気温もあがってまいりました。ナイロビの標高が約1600mなのに対して、モンバサは港町、つまり標高が0mであります。部屋には扇風機が設置されていますが(もちろん?)動きません。チリンチリンとリングベルの係員が車内をふれ回りますと、朝食であります。



 トースト2枚、フルーツ(昨日と一緒)、目玉焼きとウインナー、コーヒーといういわゆるコンチネンタルスタイルの朝食であります。目玉焼きが出るのを調べておいたので、同志共々しょうゆを持参しました。そして二人で迷わず目玉焼きに投下しますと、相席の欧米マダムが「Oh!ソイソース?」目を大きくして驚いておりました。コーヒーは、「まじっ?」ってくらい薄いシロモノであったことを添えておきます。

 食事が終わると海外であっても朝のおつとめがやって来ました。大地にダイレクトのトイレなので走行中にします。洋式としゃがむスタイル(和式の○○隠しがないタイプ)の二種類の個室がありましたので、洋式で腰を落ち着けてすませました。



 VOIに09:10、到着しました。事前に調査した時刻表に照らし合わせると、すでに5時間の遅れになりました。かなり遅れることは重々承知の上、モンバサ定刻10:00の到着に対して、ナイロビに戻る飛行機は14:55発を予約しておきましたが、おいおい・・・って空気になってきましたよ。
 ナイロビ⇔モンバサは1日に何便も飛んでいるので、万一予約便に遅れた場合でも無料で後続便に変更できるやや高めの航空券にしておきましたが、ナイロビには明るいうちに帰りたいので、できれば予約便に乗りたいんですが・・・。



 さて、駅に停まると子供たちが「Hello、Hello」と言って列車の窓下に集まってしきりにお菓子や、お金をねだってきます。他の窓から誰かが投げていました。奪い合っている光景はあまり見たくありませんね。目が合わないように座り直しました。列車が動き出しても、裸足姿で追いかけてきました。

 線路脇にはキロポストが設置されています。数字は次第に減っていくので、モンバサ基点のキロボストのようです。仕事柄、メーターがなくても走行感覚でスピードを読み取る技術は二人ともあるので、到着時刻を推察できます。現在は約60km/hのようです。つまりキロボストが120なら乗車時間はあと約2時間になります。



 うんちくはこの辺で今は13:00です。キロボストを確認すると、残りは45となりました。何事もなければなんとかなる時間にはおさまってまいりました。遠くに海が見えてきました。モンバサ市外のスラム街を強烈な臭いでかすめました後14:05、約4時間遅れでモンバサ駅に到着しました。結果的には一番いい案配の遅れ具合でありました。

 さて、ここから空港までは送迎をネットで申し込んでおきました。【モンバサ駅  送迎】などの日本語検索ではちっともヒットしませんでしたが、英語検索でかけてみますと、市内→空港を手掛ける会社がありましたので。メールで問い合わせてみました。送迎を15ドルでやりますと返事をいただいたので、日時と、昨年のマチュピチュ旅行で活躍した、出迎え用の我々の名前を記した添付ファイルを送信しておきました。



 モンバサ駅の出口には・・・。おりました。、いてくれました、掲げてくれていました。ひと足先にモンバサに到着した添付ファイルのA4コピーを持ったドライバーが迎えてくださいました。こっちから抱きつきたい気持ちをおさえ、感動と感謝の気持ちを握手にこめました。モンバサ空港までの送迎で日本とケニアでやり取りした列車と送迎の不安はすべてクリア出来ました。このあとはいいお酒が飲めそうです。

 モンバサ空港のラウンジでわずかではありますがビールでもと期待しましたが、アルコールは置いてありませんでした。モンバサはイスラムの色濃い街なのでお酒は御法度なのかもしれません。ナイロビのホテルまで我慢しましょう。



 モンバサ→ナイロビは、フラッグキャリアのケニアエアウェイズで約1時間・・・。モンバサに何しに行ったんだという質問は私のホームページにいらしてくださっている方には必要ないですよね?ナイロビの国内線ターミナルに15:55に戻ってまいりました。

 安心感があるので、昨日の旅行カウンターに行って再度空港→ホテルと明日のホテル→空港の送迎をお願いしてホテルに戻ることが出来ました。ケニア鉄道旅行の成功をホテルのレストランでちょっぴり贅沢に祝いました。おいしい食事とワインに達成感もひとしおの一日でありました。

本日の買い物〜なし

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