10/11 アフリカ初上陸!
さきに前述しましたが、起きたら離陸時のシートポジションでした。よく眠れたということなのでよしとしましょう。着陸ギリギリまで寝てしまったので朝食は抜きとなりました。アジスアベバのラウンジを期待しましょう。
行き先をまだ言っていませんでしたね。初のアフリカの目的はケニアのナイロビとモンバサを結ぶ寝台列車に乗ることと、アフリカ最高峰のキリマンジャロをこの目で見ることです。アジスアベバ6:20に着陸しました。
アフリカ初上陸になります。ナイロビ行きの乗り継ぎまで時間があるので、空港ラウンジで過ごそうとして気が付いたのですが、次の搭乗券がまだ手元にありません。eチケットはありますので、それを受付の方に見せて入場をお願いしました。
お席に搭乗券をお持ちしますのでどうぞお過ごしくださいととてもありがたい言葉を頂きました。スマホの充電もバッチリになり有意義な乗り継ぎ時間を過ごしました。
ナイロビ行きのエチオピア航空801便は10:40、ナイロビに向けて出発しました。エチオピアの民族衣装をまとったCAさんがワイングラスを我々の足元に落として割ってしまうアクシデントがありました。
こちらの心配をすると思いきや、先に自分に怪我はないか、衣装は大丈夫かなどとやる仕草を見てしまったのは日本人としてはやや残念な感じがしちゃいました。自分で足回りや靴の中の安全を確認していたら、まもなくナイロビ到着となりました。入国の手続きもスムーズにいき13:00、ケニアの地に足をおろしました。
滞在中は身軽に移動したかったので、スーツケースは預けることにしました。事前の調査によると、荷物を預ける場所は、国内線ターミナルの出発ゲートらしいのでそちらに向かいました。
途中の、ツアー会社の前を通ると「タクシー?」とのお約束の声がかかりました。ホテルまではタクシーを使う予定でしたので、外の怪しいタクシーと交渉するよりも、ターミナル内に常駐するツアー会社ならまだ信用出来るだろうと判断しお願いすることにしました。ちょっとだけ意地をみせて値切りましたが、おそらく相手にとっては想定内の価格で成立してしまったと思います。
国内線ターミナルの荷物預けは入口にあるX線検査の向こう側にあります。事情を話し、検査を受けて中に入れてもらいました。ケニア国内で過ごす必要なものをディパックに入れ換えて、スーツケースを預かってもらいました。数年前のジャカルタと同じ感覚ですね。
ドライバー氏についていくと、やはりタクシーではなく、普通の【カローラ】でした。市内の大渋滞に巻き込まれた後、サロバパナフリックホテルに到着しました。
チェックインを済ませて部屋に入りましたが、今日はこの部屋で寝るわけではありません。17:00にドライバー氏と待ち合わせて、ケニア鉄道のナイロビ駅に行きます。今回の乗り鉄の大目玉である、ナイロビからモンバサまでの寝台列車に乗るためです。
シャワーを浴びて、着替えをして、脱いだ下着類を洗濯して部屋に干したうえ、フロントの係りに事情を話してカギを渡しました。
駅が中心街にあるので渋滞がますますひどくなりました。いわゆる歩く人以下です。あげくに中心街に入ったら、空港に行くという別の2人組を乗車させてきました。まあいいですけど・・・。5kmにも満たない距離を約1時間かけてようやくナイロビ鉄道駅にたどり着きました。
ここでまだ安心はできません。実はケニア鉄道の予約は、オフィシャルサイトが見当たらす。ケニア国内の旅行全般を取り扱っているサイトにたどり着いたので。その予約フォームにしたがって予約をかけたものでした。クレジットカードの登録などの手続きをメールで恐る恐る行い、支払いを済ませて、返信されたメールに添付されたバウチャーを印刷したものを持ってきただけであります。
もし、この業者が存在すらしなければ、振り込んだ150ドルはおろか、このナイロビでいきだおれてしまいます。万万万が一を考えて、宿泊をキープしたままこの駅に来たわけであります。結果的には、予約はキチンと滞りなく完了されていました。受付カウンターの「ショウジ・・・」と呟きながらの搭乗者名簿に自分と同志の名前を見つけた瞬間の感動は、まだ乗ってもいませんが、今までの【乗り鉄ワールド】人生で数本の指に入る体験でありました。
ファーストクラスという2名1室の、ディナーと朝食がついて、2人で150ドルという価格設定はとてもありがたいです。欧米人旅行者もいます。子連れの家族もいますので怖れるほどの旅行にはならなそうです。
市内のショッピングモールで銃撃テロがあったばかりだったので、銃を抱えた警官がそこら中で警備していたのでかえって安心感が出てきました。停車中の通勤車や駅構内もおとがめなく撮影出来ましたよ。
搭乗の案内があり18:45にいよいよ車両に乗り込みましす。製造からかなりたったシロモノではありますが、2名1室のコンパートメントはカギもかかます。シンクがついていますが、水はチョロチョロなので顔を洗うのはワザが必要です。
あと重要なのが【蚊の対策】です。ナイロビは標高1600mの高地にあるため涼しいのですが、港町モンバサに近づくにつれて気温が上がるとの事であります。マラリアを媒介する蚊に刺されないようにとの忠告を事前に調査してきたので、市販の電池式の電気蚊取りを同志とで2台持ってきて部屋に置きました。
19:00になったのでさあ出発と思いきや、19:30を過ぎても発車しません??ついに発車しないままチリンチリンとリングベルを鳴らせながら係りの方がディナーを知らせにまいりました。線路が悪いため、かなりの揺れを伴うので、グラスや皿の落下防止で発車させていないのでしょうか??線路の幅が狭いぶん車両もやや小柄で食堂車はかなり狭く感じます。
食事がサーブされ始めました。コースメニューになっており前菜→パンとスープ→メイン→フルーツといずれもおいしかったです。アルコールは別料金ですが、物価が安いおかげで安かったです。
食事が終わり、部屋に戻るとシーツがセットされていました。ちょっとうれしい心遣いであります。ただし列車はまだ出発しません。ぼちぼち眠くなって来たので横になりました。まどろみの中、軽いショックを感じ時計を見ると22:00。窓外のナイロビ駅のホームが流れ始めました。3時間遅れて出発です。我々の後にも夕食のグループがあったのでまるで夕食が済むのを待って発車してくれたかのようです。
本日の買い物〜
1 ケニア鉄道食堂車でビール2本