10/07 フロム鉄道が・・・

 体がまだ日本の時間で覚えているので、あまり寝付けませんでした。5:30にアラームをセットしたのですが、4:30にもう起きることにしました。シャワーを浴びて、テレビをつけると、もぞもぞと同志も起きてきました。今日は今回の旅行の最初のハイライトであるフィヨルド観光の日です。



 オスロ8:05発の列車に乗り込むために、7:00からの朝食も早々に済ませて駅に向かいました。出札窓口でプリントしてきたバウチャーを乗車券に交換してもらい、3番ホームへ行くと、ベルゲン行きの列車はすでに入線していました。
 発車のベルもなく(←このへんがヨーロッパですよね)8:05、定刻に列車は滑り出しました。オスロの街を離れると山の中を縫うように列車は進みます。木々は色付いてすっかり秋の装いです。車掌が検札に参りました。

 「フロム・・・・キャンセル」とかなんとか言っています。見せた行程表のフロム鉄道の乗換駅であるミュルダールの文字をボールペンでゴチョゴチョって消した上で、【AL】と記入して返してくれました。嫌な予感がします。スマホで【フロム鉄道 運休】とか、【フロム鉄道 代行バス】なんてワードで検索すると、過去にもフロム鉄道が運休の時は、この【AL】という駅からフィヨルドの港町フロムまで代行バスが運転しているブログがいくつかヒットしました。

 念のために【AL→FLAM  BUS?】って紙に書いて車掌氏に見せると大きく頷いてくれました。フロム鉄道運休が決定的となりました。まもなくALに到着します。フィヨルド観光の乗客はここで動きがあることでしょう。11:30にAL駅に到着しました。
 なんとすべての乗客が下車しました。駅前広場にベルゲンと手書きされたバスが4〜5台、フロムと手書きされたバスが1台停まっています、結局理由はわかりませんが、この列車自体がALで打ちきりとなったのです。



 20名程を乗せたフロム行きの代行バスは、11:43にAL駅を出発しました。思いのほか、このバスの景色も悪くはないのですが、【乗り鉄】でなくなってしまったため盛り上がりにかけます。列車に揺られつつ飲もうととっておいたワインを飲みましょう。会社行事のバス旅行のノリになってしまいました。トイレも付いているバスなので、安心しつつボトルが開いてしまいました。

 鉄道にひけをとらない景色を堪能したんだと納得し、何はともあれ1バスは14:30にフロム駅に到着しました。フィヨルド観光を再開しましょう。次のグドヴァンゲン行きのフェリーは15:10発なのでフロム鉄道の鉄道記念館をひやかしつつ、フロム鉄道の記念品を数点購入しました。


 最大のフィヨルドであるソグネフィヨルドを巡るフェリーは15:10にフロム港を出港しました。船内は日本の団体と中国系の団体旅客で一杯です。欧米人は3割程度です。なんか海外旅行の雰囲気が薄れてしまいます。
 フィヨルド独特の浸食された断崖絶壁と湖のような【海面】の景色は確かに圧巻なのですが、フェリーのゆったりした速度と同じような景色が連続するためやがて【飽きて】きてしまいました。天候も雨なので、船内から観賞しつつチョイと昼寝しちゃいました。やや早着の17:15にグドヴァンゲン港に接岸しました。


 日本と中国系の団体さんたちは専用のバスでさようならなので、この先ヴォス行きのバスにようやく静寂が訪れました。ALから乗ってきたバスの乗客の皆様と再びのバス旅再開です。日が傾き始めたので、ほとんど寝てしまいました。18:15ヴォス駅に着きました。
 18:35発のベルゲン行きの列車は普通列車です。一般客に混じりつつ座席を確保することが出来たので、もう一度ベルゲンまでうとうとさせて頂きました。19:53、ベルゲン駅に到着しました。雨の多い街らしく外はやはり雨です。


 10分ほど歩いた【ピーホテルズベルゲン】が今宵の宿であります。なんと【ダブルベッド】でありました。持参の品で夕食をとり終えたあたりから、またまた睡魔が襲ってきました。日本時間は真夜中なので、まだ体がこちらの時間になっていないようです。ダブルベッドの問題より私の眠気が勝り、自分のテリトリーを確保して先に眠らせてもらいました。


本日の買い物〜

1 フロム鉄道記念館で (タイピン×1、バッジ×2.×2名分)
×2名分 3292円

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