プロローグ〜祝!スカイアクセス開業

 去年のロシア極東旅行が7月だったため、久しぶりの海外乗り鉄となりました。期待に胸を膨らませ、まずは開業したての【スカイアクセス】での成田inとなりました。確かに昔のスカイライナーよりはあっという間の成田空港着でした。
 エアカナダ002便でトロントを経由し、ニューヨーク/ニューアーク空港(ニューアーク空港は、成田空港が新【東京】国際空港って名のっているようなモンの、ニューヨークの川をはさんだ対岸にある、ニュージャージー州にある空港です)まで行き、@ニューヨーク→シカゴ、Aシカゴ→ロサンゼルス、Bロサンゼルス→シアトルと3本の列車を乗り継ぎ、4都市、約7,400kmに渡るテツの旅がこのあと始まります。

【※注】 サムネイル機能の調子が悪いので、写真が大きくなりません。最終ページの【フォトギャラリー】で大きくしてあります。



11/10 いきなりの洗礼・・・

 搭乗するエアカナダ002便は、空港カウンターのシステム不具合の影響で出発が40分遅れの17:40と変更になりました。おかげで(?)同じスタアラメンバーであるANAラウンジで至福の待ち時間を味あわさせていただきました。モチロン出国前のお約束、【ラウンジそば】もゴチになりましたが、以前までカマボコに金太郎飴のように練込んであった【ANA】のロゴはありませんでした。そば/うどんコーナーの方に伺ったところ、先月でやめたとの事でした。これも厳しい航空業界のリストラ策なのでしょうね・・・。
 飛行機は17:40に離陸しました。トロントまでは約12時間の空の旅です。シートがフルフラットになるので、いわば【寝台飛行機】です。睡眠は確保出来そうです。

 機内食ですが、期待していたメインのラムチョップが品切れとされまして、残念ながら和食をオーダーしました。しかしながら、和食メニューのメインも実は牛肉料理でありまして、これが美味しかったんです!。
 満足したので、座席をベッドモードにしましょう。・・・大爆睡の後、体の目覚めを自然に任せると、時刻を変更した腕時計は、トロント時間の14:00でした。日本時間は翌日の4:00・・・。さすが俺の体!普段起きる時刻にキチンと対応してくれました。変な目で見ないでくださいね。私は普段、4:00〜5:00に起床するんです。ランチ的な2回目の機内食をいただき、40分の遅れのまま15:40トロントに着陸しました。快適な空間に感謝です。



 成田で荷物を預ける際、同じエアカナダの乗り継ぎなんで、ニューアークまでスーツケースを預けちまおうぜって事になり、そうしました。その際、係の方から、「トロントで、もう一度荷物検査があるので、必ず一旦荷物を受け取ってください。」との指示がありました。そういうモンなのかと気にも留めずにトロント国際空港では、【乗り継ぎ旅客専用】との表示あるターンテーブルの前で荷物を待ちました。
 我々の行動、あってますよね・・・?私の荷物は程なくしてやってまいりました。これで我々の行動は問題なしです。っが、同志のスーツケースは待てど暮らせどやって来ません・・・。注意書きの書かれているサンプルの段ボールケースはもう何十周したでしょうか・・・。



 さすがに係の方も気にとめてくれ、「荷物はニューアークにそのまま行ってしまっている可能性があるので、ひとまずニューアークに向かってくれ。」と予約済みの搭乗券を発行してくれました。しかし、出航時刻の16:40まであと10分です。
 トロントで乗り継ぎ、アメリカに入国する際は、トロント空港内でアメリカの入国手続きをします。持ち込み荷物に【食品】(←ちなみにカップヌードルのシーフードです。)とチェックしたためか、別のコーナーへの行けとの指示がありました。
 そこではスーツケースを開けさせられ、ブツがシーフードヌードルである事をを確認の後、放免となりました。アメリカ入国の際にとかく物議をかもすカップ麺ですが、シーフードヌードルは問題無いことを体を張って証明致します!←んな大袈裟な(爆)。

 しかし、機内持ち込み可能な規定のサイズの小瓶につめたウイスキーは、なぜか没収の憂き目にあい(昨年、ハバロフスク空港でも同様の目にあいました。酒は現地調達が良いみたいですね・・・)、ようやく入国許可がおりて指定の搭乗口に向かいました。乗るべき飛行機はすでにボーディングブリッジを離れていて、滑走路へと動き出していました・・・。
 搭乗口の係の方に事情を説明すると、カスタマーセンターへ行きなさいと案内されました。程なくしてカスタマーセンターは見つかり、後発の便に変更してもらえました。次の出航は18:00。いわゆる【ドル箱】路線のようであります。不幸中の幸いってことでいいのかもしれませんが、とりあえずニューアークまでの交通手段を確保できました。

 ラウンジに寄る程度の時間が生まれたので、【プラザミレニアムラウンジ】に立ち寄りました。受付の場所からすでにいいニオイが漂ってきています。200名程度のキャパでしたが。アルコールをはじめ、お食事ものも充実していました。焼そばなんかもありまして、しかもこれか美味しゅうございました。
 聞くところによりますとプラザミレニアムラウンジってのは東南アジアの国の資本(←シンガポールかな?)であるとのことです。受付の方もアジア系の方でした。それなら焼そばもアリかもしれませんね。



 さて、気を取り直してのエアカナダ770便は、定刻からやや遅れて18:20に離陸しました。この便は残念ながらエコノミークラスですが、ニューアークまでは1時間30分です。日本の路線で考えると、東京から札幌でも福岡でも行けちゃうんで、長距離のような気がする方もいるかもしれませんが、北米の地図を見てみてください。
 トロントとニューヨークは目と鼻の先状態の位置関係であります。明日から我々が挑む7,000km越えの鉄の旅が、いかにイカれているかが伺えましたでしょうか?コーヒーをいただき、ひと眠りの後、ニューアーク国際空港に降り立ちました。



 ここでは何がなんでも【荷物問題】解決せねばなりません。私のスーツケースもトロントで再度預けました。しかも所定の便に乗り遅れているわけで、条件的には同志と似たようなモンなのかと思います。
 ニューアーク国際空港の手荷物受取りは、便別ではなく航空会社別になっています。エアカナダのターンテーブルの前で獲物を仕留める形相で待つ事約10分、まずは私のスーツケースが無事に流れてきました。この勢いのまま同志のスーツケースも・・・と期待したのですが、ここでも待てど暮らせどの再現になってしまいました。 挙げ句にターンテーブルが「はい、終了」とばかりに止まってしまいました。同志絶句・・・。

 旅の初日からロストバゲージとはお悔やみの言葉もありません。ニューヨークはこの時期になると、気温もかなり低くなり、上着が必須なのですが、同志ときたら、よりによって着てきたダウンジャケットも「暑いっ・・・。」といいつつ、スカイライナーの車内でスーツケースに入れてしまっていたのであります。
 再度ロストバゲージの申告をすべく、ターンテーブルそばにある事務所を訪れました。係の方もアチコチに電話をし業務をこなしてはもらえましたが、ブツを見付けることは出来ませんでした。連絡先を申告し、あとは道中でのブツとの再会を祈りましょう・・・。

 空港内の【エアトレイン】というシャトル電車に乗りP4で降ります。ここは空港周辺のホテル送迎バスの乗降場所になっています。30分程待たされましたが、今宵の宿である【ラマダインターナショナルエアポート】と名前の入ったバスがやって参りまして乗り込みました。無事にチェックインを済ませ部屋へ。ひと晩過ごす分には何ら問題ない設備であります。明日の朝食にとふたりで購入したシーフードヌードルでありますが、同志のはロストであります。ちなみに同志は「定価で買ったのに。」と怒り心頭であります。いたたまれないんで、明日の朝食は【公平】にホテルのレストランにすんべってことにしました。ブツが届くかもしれない、11/14宿泊のロサンゼルス明けの朝食までシーフードヌードルはお預けとなりました・・・。


本日の買い物〜1.スカイアクセス乗車券と特急券 2人で4800円。


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