11/7 帰国の途

 経験者は他にもいるのでしょうか・・・。これだけ列車に揺られているとさすがに我々でも列車酔いしてしまうのです。酔いといっても吐いてしまうような気分の悪さではなく、外で立っているとまだ列車の上下動を脳が記憶しているみたいで、それに体をあわせるように体が上下する・・・。そんな体感が続くのです。歩いていてもまだ列車に乗っているような気分になる・・・、「乗り鉄」にとってはうれしいことなのでしょうが、そろそろカンベンしてもらいたいです。

 メトロバスでダウンタウンから空港まで高速を含む30分ほどの距離ですが、運賃はなんと1.25ドル。ガイドブックでの調べによると1人2ドルと思っていたので2人とも1ドル札2枚を準備しており、コインがありません。3ドルを運賃箱に入れて、「Keep the change.」といって2人続いておりました。

 シアトルから成田までは直行便が飛んでおりますが、ケチな我々はUAのマイルを稼ぐためにサンフランシスコ経由にしました。直でも経由でも値段は一緒です。「早起きは3文(マイル)の得」を実践しました。
 9:48が定刻でしたが、接続便が遅れたため30分遅れで離陸しました。サンフランシスコでの乗り継ぎが綱渡りです。最後までヒヤヒヤさせてくれますね・・・。  

 12:15サンフランシスコ着。成田行きは12:55です。ここも大きな空港で、国内線→国際線へのターミナルの徒歩移動は「コ」の字のように長い通路を行かねばなりません。連絡バスもあるのですが、気があせっていたので出発ゲート番号を頼りにひたすら早足で歩きました。ぎりぎりセーフで成田行きユナイテッド航空の機内の人となりました。

 機内は満席です。窓側に座れましたが、今回は足が伸ばせません。エコノミークラス症候群にならないように足をもぞもぞしながら、この日記を書いております。
 最初の食事のときにチン現象がありました。客室乗務員が私にだけ「Mr.フジタ」といって食事のトレーを置きました。んっ?なんで私だけ?と思いますよね。なんか特典に当たったから先に食事がサーブされたのかな?なんて考えちゃいましたが、1枚のカードが置いてあるのに気がつきました。そこには「This is low fat menu.Thank you Mr.FUJITO.」書いてありました。”フジト”じゃん!!

 藤戸さん、藤渡さん、はたまた藤当さんなんて方がこの機内にいるのでしょう・・・。客室乗務員に自分の名前を言って、トレーは回収してもらいました。その後「ローファットメニュー希望のフジト様・・・」なんて機内放送が流れていましたが無事に食事は届いたのでしょうか? 一般のエコノミークラスの食事はビーフがチキンの選択です。ああ、もう飽きたッス!!

 朝食もまだだったのですが、半分残してしまいました。帰国すればいつもの【もやしラーメン】が待っています。早く着かないかなあ・・・。太平洋上なので下界もまったく変化がありません。暇だなあ・・・同志も寝ちまったし。

 結局ワインを2本いただき、日記のチェック、映画を鑑賞、後はボケーっと過ごしました。もう帰りの便なので早く日本の大地が踏みたいです。やや早着で無事に成田に着陸しました。
 都心部の夕方のラッシュを、私鉄と地下鉄を乗り継いでの帰路だったのですが、幸いほとんどの電車で座ることが出来ました。
同志の車に便乗して行きつけのラーメン屋へ・・・。いつものもやしラーメンがステーキよりもゴチソウに見えました。スープまで完食し、旅の締めとしました。

11/7の出費

メトロバス(2人で3.00)


エピローグ・・・

 日本とは違う鉄道事情に悩まされた今回のアメリカ鉄道旅行・・・。でも自分たちなりに考え、異国の言葉を駆使して何とかシアトルにたどり着けたこと、それも飛行機などで【ワープ】しないで【乗り鉄】で踏破出来たことを誇りに思いたいです。

旅の費用
 1.アムトラック(2004年当時の記録を失念してしまったので、2006年の値段です。参考にしてください)

  (1)シルバーミーティア号〜(運賃、スタンダード寝台込み2人で552ドル)
  (2)シルバースター号〜(運賃、スタンダード寝台込み2人で487ドル)
  (3)キャピトルリミテッド号(運賃、ファミリー寝台込み2人で615ドル)
  (4)エンパイアービルダー号(運賃、スタンダード寝台込2人で570ドル)

 2.シアトルホテル(2006年の値段です)ツイン1室〜96ドル


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