12/10 帰国の途
早いもので、あっという間に帰国の日となりました。そうは言ってもこの旅の始まりは12/6の初電ですから、さすがに東北新幹線や夕張支線のことは、だいぶ前の出来事のように感じられます。4:30に目が覚めて以降、目が冴えてしまい眠ることが出来なくなってしまったので起きて、原稿をしたためることにします。同志はもくろみ通りの【爆睡中】です。
Wi-Fi が使えるのは、ホントにありがたいです。言語のわからないテレビを眺めているよりかは、ネットで調べ事をしている方が時間が早くたちます。机で原稿をしたため、ベッドに寝転んでネットサーフィンしてると、時計はあっという間に8:30になりました。朝食が10:30までなので、同志を起こす時間を考えて今シャワーを浴びてしまいましょう。弱々しいシャワーの圧に四苦八苦しましたが、なんとか全身を洗い上げました。
バスルームから出ると、ちょうど同志が起きて参りました。荷物をまとめながら、同志のシャワーがすむのを待った後に遅めの朝食を取りに2階の食事会場に降りました。本日は日曜のためか、10時近いこんな時間でも、前日からの宿泊客が大勢朝食を取っています。
このホテルは、朝食バイキングが無料で付いており、チェックアウトタイムも正午なので、もしかしたら皆さんも同じ考えで昼までノンビリするのかもしれません。混んでいる窮屈さを除けば、まあ無難な料理のラインナップでした。
いったん部屋に戻り、スーツケースのパッキングをします。開封して飲みきれなかったウイスキーとはここでお別れです。ルームキーパーさん、適当に処分してください。チェックアウトを済ませて、ワルシャワ中央駅へと向かいます。構内のスーパーマーケットでお土産用のいわゆる【バラマキ菓子】を購入できました。物価が安いので、20人分でも650円位です。
駅前の文化科学宮殿をバックに。 観光写真(笑)。 こちらも重要な観光のパーツです(笑)。
空港鉄道でワルシャワ/ショパン空港まで約20分です。キップを窓口で購入、乗り場を確認して、地下ホームに降りました。中央駅12:10発の空港行き電車はあっけなく20分後、ショパン空港に到着しました。あとはナショナルフラッグキャリアのポーランド航空で成田までの【至福の時間】を満喫しましょう。
ビジネスクラス専用のカウンターで搭乗券を発券してもらえます。さらに専用の入り口から保安検査場へ、そしてポーランド航空のラウンジに到着しました。1時間ちょっとは滞在できそうです。ポーランドの国産ビールなんで、もしかしたら一生飲む機会が無いかもしれないので飲み納めしておきましょう。
飲み納めのポーランドビール。 ポーランド航空のラウンジの様子。
優先搭乗を体験したく、早めにラウンジをあとにしたのですが、搭乗口の手前に出国のスタンプを押すカウンターがありまして、行列になっています。ひとり一人に時間がかかり列が進むのが遅いです。係りの方が「NARITA!」って列に向かって呼び掛けているので、挙手しました。ご厚意により割り込まさせていただき搭乗口まで参りました。
ビジネスクラスとエコノミークラスとでは搭乗口が別々になっており、ビジネスクラスの定員は18名の機材なので、結果論ですが優先搭乗にこだわらなくてもよかったということになってしまいました。
実際キャビンに入ると、ビジネスクラスの乗客は我々を含めわずか7名でした。スパークリングワインをいただき、我々も出発の態勢が整いましたよ。成田行きポーランド航空079便は、定刻にワルシャワを飛び立ちました。成田までの十数時間よろしくお願いします。住環境は申し分ありません。
往路のスイス航空との比較になってしまいますが、前席までのシートピッチとモニター画面の大きさ共にポーランド航空のビジネスクラスの勝ちであります。スイス航空にはファーストクラスがあるので、ビジネスクラスが最上級のポーランド航空との比較になると、若干の【誤差】があるのかもしれません。
スパークリングワインをいただきました。 お世話になります。
さてクルーなのですが、ビジネスクラスのエリアには日本人クルーはおりませんでした。ただタレントのローラさんばりに日本語を使いこなすCAがおりまして、我々の担当に付いていただけましたので、不自由はありませんでした。
機内食のメインのビーフの際に、勧められていただいたフルボディのワインがとても美味しく、しかもその後の睡眠へと見事に誘ってくれました。2本の寝台列車では、不完全燃焼の睡眠状態でしたが、食後のデザートもそこそこにしたいほど、今は睡眠欲がまさっております。ボタンを操作して早々とフルフラットベッドをセットしました。ごろりと横になり、あっという間に落ちました。
さあ、機内食を楽しみましょう。 前菜です。
メインのビーフ。 デザートはチョコレートケーキでした。
しかし、キャビン内に響く飛行中のエンジン音をワタシの脳ミソは【大雨】と勘違いしたようです。夢を3回見たのですが、そのいずれもが以前住んでいた高台にある住居が、豪雨にやられ地盤ごとかっさられ倒壊と、なんともやりきれない夢でありました。目が覚めて夢だったと分かりもう一度落ちます。すると夢の続きが始まるのです…。起こされてふっと耳を済ますと今聞こえる飛行中の音が、夢の音の中の【豪雨】の音と一緒でありました。オレ疲れているのかな?
そのあともう一度眠りに落ちて、同じ夢を見た際は、冷静なワタシがいて「今、旅行中。」と念じると、その後の飛行中の睡眠&うたたねにおいても夢は表れませんでした。結果論ですが、アメニティの耳栓を使えばよかったんですよねぇ。
話は外れますがワタシ、【金縛り】は現実に、【幽体離脱】は夢の中で、さらに【侵略された宇宙人にレーザー銃で狙撃(痛くなかったので死んではいない)】などの夢の履歴があります。話が大脱線しましたね(笑)。
飛行は実に順調で、「オキャクサン、オキャクサン」というペラペラのCAに起こされたのが7:00でありました。夕べのうちに「朝食ハ、着陸ノ、2ジカン前二、ダシマス。」と案内を受けていました。このCAさん、日本語ペラペラを絶賛しますと、ポーランドの大学の日本語の専攻を「ベンキョウ、ガンバリマシタッ
‼」ってあっけらかんと笑って返答してくれました。
朝食は同志ともども和食をリクエストしておきました。松花堂弁当的な箱に入ったおかず、その上に味噌汁の椀がのって運ばれてきました。「オマタセシマシタ。ドウゾ。」
あれ、ご飯はってのは日本人の感覚ですよね?しばし待ちましたが、CAさんの行動に変化がないので、「ご飯ください。」とお願いしたら、ハッとしたお顔でとても申し訳なさそうに、「シツレシマシタ。」。いいんですよ、いいんですよ(笑)。
2度目の機内食の和食です。緑茶はコーヒーカップで(笑)。 意外にもご飯がおいしかったです。
待たされたご飯、チンなのは重々承知ですが、とてもふっくらとして【やわ飯派】の私にはとても美味しく感じました。エアショーを見ると、ロシアのバイカル湖→ハバロフスク→ウラジオストク→新潟と経由して日本の上空に入りました。
食後のコーヒーをお願いしておいたのですが、着陸40分前になっても…だったので、同志が彼女を呼ぶと、「スミマセンッ ‼」。いえいえ、慌てないでね。昔のドラマの【堀ち○み】さん的なCAさんでありました。12時間ほどの快適な空間を終え、9月の旅と同じ利根川を見つつ、日付が1日進み12/11、9:05定刻に成田空港に到着しました。
本日の買い物~
1.ワルシャワ中央駅→ワルシャワ/ショパン空港まで空港鉄道 @6.1×2人 12.2ポーランドズロチ
2.ワルシャワ中央駅売店でお土産用の菓子 647円(クレジットカード)
エピローグ~旅は続く…
日本に到着したら、普通は自宅へと向かいますよね?恐れ入りますが、もう一度この旅のプロローグを読み返してみてください。【前後に2区間】って文字、見つけられましたか?
ってなわけで我々は、これから2区間日本の空の旅を続けました。具体的には、東京は【成田/羽田】同じなので、羽田にアクセス特急で移動して、①羽田→佐賀、②熊本→大阪/伊丹、という2区間をつけて特典航空券のゴールは大阪になりました。
佐賀/基山【丸幸ラーメンセンター】 大牟田【高専ダゴ】 肥後大津【文化ラーメン】
道頓堀【昭和大衆ホルモン】 香川/善通寺【宮川製麺所】 徳島【いのたに】
高知/須崎【橋本食堂】 東京/瑞穂【南京亭】
レンタカーと高速バスを駆使して12月11日は福岡の柳川、12月12日は高松に宿泊、高松→羽田の片道特典航空券を別途で手配して12月13日の夜羽田着。久しぶりに【あんかけもやしそば】を食しての帰宅となりました。
ご拝読ありがとうございました。次回の旅にもご期待くださいませ。
旅の費用~本文以外(クレジットカード精算)
1.燃油サーチャージ 1人分18300円
2.チューリッヒ空港駅→チューリッヒ中央駅 2人で1577円
3.チューリッヒ中央駅→ウィーン中央駅、寝台列車 2人で40327円
4.ウィーン中央駅→プラハ本駅、レールジェット 2人で18226円
5.プラハ本駅→オシフィエンチム駅、寝台列車 2人で8645円
6.カトヴィツェ駅→ワルシャワ中央駅、インターシティー 2人で3317円
7.ファルケンシュタイナーホテル・マリアプラハ 2人で12199円
8.ハンプトンバイヒルトン・ワルシャワセンター 2人で695円(Hotels.com ホテルリワード利用のため)